家族で出かけた湯布院の露天風呂から見えた月。

生きてて良かったって心底思いました。 初期じゃないガンって宣告をされた時には、もう家族旅行なんて無理だと思ってましたから。

20歳で引き継いだタクシー会社の経営。 がむしゃらに働き続けた28年間。

ガンと宣告される前の数年は、忙しさも含めいろんな事があったので、家族旅行もお預けになっていました。 家族で過ごす時間も、きっとそう長くはないはず。 (あっ、私の命がってことではなく、子ども達も自立していくという意味も含め)

渡辺和子さんの著書の中で見つけた印象的な言葉。 「時間の使い方は命の使い方」 残り1回の抗がん剤治療を前に、「日常」に戻っていく自分について、いろいろ考えてます。 無理のできない体になった事を幸いとして、様々な事に折り合いをつけて生きていく事も必要かな。
一度立ち止まった人生。今は、この瞬間に生きている事に、改めて感謝を捧げる日々です。

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今回は左手の甲から。
抗ガン剤治療が進むと、血管が硬くなって針を刺せる箇所が少なくなってくるらしいです。

終わった後は、写真でもわかるように手のむくみがあります。副作用が出てくるのは、明日かあさってぐらいから。

闘う気持ちの準備は整った!
さあ、来い、副作用って感じです(笑)
今のうちに、腹一杯食べてやるぜ!あはは〜。
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ガンっていう病気と向き合うと、時々絶望的な気持ちになる。

ガンになったのは、
頑張りすぎたから?
ストレスを抱えていたから?
食生活が乱れていたから?

きっとどれも正解かもしれないけど、どれもこれまでの生き方を否定されているようで辛い。
経営者としてのその時々の判断も、子育ても、そして妻として母として家族の食を提供してきたものとしても、なんか、私の生き方そのものを否定されているようで、辛いというか、自分に自信がなくなるんだよね。

とかなんとか言ったって、やっぱり私は私。
これまでの生き方の積み重ねがあったからこそ、今の私があるんだよ。

3月になって庭の梅もほころび始めました。
残り2回の抗がん剤治療も淡々と。
そして、今までみたいに凛と胸を張って、どんな辛い治療にも臨むさ、そして生きるさ。

負けないよ。

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抗がん剤(TC療法)の副作用でツルツルと言えば、もちろん脱毛!


私もご多分にもれず、1回目が終わって約2週間後から、髪の毛が抜け始めました。 抜ける前には頭皮がピリピリしてきたので、それが合図かと。
触るのも痛いくらいピリピリしたので、シャンプーが憂鬱でした
痛みと、洗っても洗っても全身にへばりつく髪の毛で、抜ける最中のお風呂は、気持ちいいどころかストレスさえ感じていたかも。

抗がん剤治療が4回終わった今、頭は丸坊主...ではなく、ピロピロって表現が良く似合うくらいの毛量です。ちょっとの風でも髪が揺れる...みたいな感じです。

一方、4回目が終わってツルツルになったのは、鼻毛。

みなさんご存知でした?
抗がん剤の副作用で髪が...はよく聞く話だと思いますが、髪だけではなく、「毛」と呼ばれるものはすべて影響を受けます...ハイ。

髪の毛、まゆ毛、まつ毛、鼻毛、わき毛、もちろん大切なあの部分の毛も。
手とか足とか指とか、ちょっとした毛も、すべて抜けていきます。

まゆ毛とまつ毛は、3回目終了後からじわじわきた感じで、まゆ毛は現在まろ眉状態  もう間もなくまゆ毛も抜け去ります。

一番参ったのは、実は鼻毛...。
鼻毛がなくなるとどうなるかと言いますと、ちょっとのことで鼻水出放題(汚くてスミマセン...)
あったかいもの食べては鼻水。
温度差で鼻水。
ちょっとのほこりで鼻水&くしゃみ。

それとこれから心配なのが花粉。
これまでは花粉症かな?っていうぐらいだったのですが、今年一気に花粉症になっちゃうんじゃないかと、少々ビビッております。
何もさえぎるものがない鼻の中。花粉が入りたい放題の状態ですよね

髪の毛も鼻毛もまゆ毛もまつ毛も、抗がん剤が終わると生えてくると思うのですが、どんな感じかなーと、今から楽しみにしています。
どの毛も、気付いた時には自分の体にあったものだからね。

なーんて、どうでもいいようなことを考えながら、風邪を治すためにグダグダ過ごしております

熱が上がったり下がったり
どうやら風邪ひいたみたい。
油断大敵ですね〜。

でも食欲はあるから大丈夫。
来週は抗がん剤治療の5回目予定だから、体調戻さなきゃ!
今週はやりたいことや、楽しみにしてた約束もあったのになぁ。残念!

でもね、気持ちは明るく前向きです!
2月も終盤ですよ。お互い頑張りましょうね〜。
春はもうすぐ! そこまでやってきてるよ!
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地元の産婦人科から紹介状を書いてもらい、翌日には長崎大学病院を受診しました。

ひょっとしたら、大学病院の先生の見立ては違うかもしれない、ガンであることが間違いであるかもしれない...と、密かに祈りつつ受診をしましたが、やはりガンであることは確定で、その日は「子宮頸がん」か「子宮体ガン」かの確定をさせる検査と他の部位への転移を調べる検査の予約をしただけで、ガンである事実はそこに横たわったままでした。

約2週間の間、大学病院で確定診断を受けるためにした検査は次の通りです。

・血液検査

・PET

・MRI

検査結果が出たのは9月18日でした。

子宮体ガン 2期から3期。  画像で確認できる他臓器への転移はなし。 

転移がないと聞いてホッとしましたが、難しい手術になること、手術後は抗がん剤治療をすることなどの説明が続き、これまで経験したことのない領域へ自分が身を投じていくのだという不安から、仕事の事や家庭の事はどうなるのだろうということばかりが、頭の中でグルグル回っていました。

ガンとわかってから、泣いたのは最初の2日間ぐらいだったかな。
眠れない日々が続く...と言うこともなく、しっかり睡眠はとれていました。

死ぬかもしれないという恐怖は、確かに、最初の頃はありました。
来年の今頃はいないかもしれない。春の桜はもう見れないかもしれない。
娘の花嫁姿も孫の顔も、息子の高校生の姿も、もう見られないかもしれない。

一時は、そんなことばかり考えてました。

でもね、ある時思ったんです。
死ぬことを考えるより、生きることを考えようって。
人は、いや、生命がある者は、いつか必ず死を迎えます。それが早いか遅いかってだけで。

ならば、必ず訪れる死の恐怖に怯えるより、「生きたい」と強く思うことで、今を生きていこうと思いました。

ガンとの確定診断を受けてから、手術まで約1か月あったのですが、今思えば病人とは思えないくらいに、本当に精力的に動いていたと思います。
死や転移の恐怖と闘うのではなく、生きるための、生きていくための理由をたくさん並べて、自分の体に話しかけていました(笑)

もちろん家族や友人それから最初にお世話になった地元の産婦人科T先生の手厚いサポートが、手術までの不安な気持ちを和らげてくれたからこそ、生きる力がみなぎったのだと思います。

ガンになったことは、身体にとっては不幸かもしれませんが、私の人生にとっては幸せのカテゴリーに分類できる出来事だと思っています。

今年1月24日、諫早では約50年ぶりと言われる大雪が降りました。
その影響で、その後、地域の一部が断水なるという事態が起きました。
幸い、我が家は断水地域から免れたので、不自由することなく日常の生活を送ることができました。

復旧作業に夜を徹してあたってくださった方々、給水活動をして下さった自衛隊の皆様のご尽力には、一市民として感謝したいと思います。

実はこの断水で、抗がん剤治療者としてはいろいろ考えることがありました。

いつもの私なら、どんな状況になっても「楽しもうぜぃ」と言うところなのですが、2月の抗がん剤治療の時に出会った難病指定を受けている諫早市在住の若い女性の話を聞いても、「だよねー」と感じる問題は同じなのだと思ったからです。

彼女は、難病指定を受けているとは言え、見た目には何もわかりません。
同じ日に退院だったのですが、退院の朝からバタバタと病院のお風呂に入ってました。???と思っていると、水は出るようになったけど、自宅はまだお湯が出ず、お風呂に入れない...とのこと。諫早市が無料開放してくれたお風呂の施設があるけど、現在の体調では感染が怖くて公衆浴場には行けず..と話していました。

実は私も同じことを思っていました。
抗がん剤治療中のこのハゲ頭とお腹の30センチ弱の手術跡
友人知人には積極的にハゲ頭を見てもらってるけど、さすがにお風呂で不特定多数の人にさらけ出す勇気はないし、きっと中には不快感を示す人もいるだろうなぁと。

そして、やはり何より怖いのが感染症。抵抗力がぐっと落ちている中、公衆浴場に行く勇気はないな...。
でも、抗がん剤治療中言われているのは、いつもより清潔に過ごすことなんです...。
(公衆浴場が不衛生ってことではなく、人混みの中に行くことが勇気いるなぁーと...)

今回は、一部の地域...だったので、いざとなれば親戚や友人宅を頼る方法もあったんだと思いますが、例えば、東日本大震災のような大規模災害の場合、私たちのような、全くもっての健康体でもなければ、病院に入院するほどの重篤な病人でもないグレーゾーンの人たちは、どうやって命をつないでいくのだろうと思いました。

起こりもしない未来に不安を抱くのは良くないと思うのですが、今までの自分があまりそういった人たちの事を考えたことがなかったので、今回は本当にいい気付きをもらえました。

大雪の日、無謀にも配車係をやったのですが、その時に受けた電話の数本が、透析患者の方の悲痛なお声でした。
普段はご家族やボランティアの方々の送迎で通院されているのですが、あの大雪の日はさすがに無理ということで、タクシーの配車を頼まれました。
本当なら3時間以上待って頂かないと配車できなかったのですが、命にかかわる方々の声は、苦しみがわかる者として、優先配車をさせて頂きました。

闘病生活は辛く苦しいものですが、その時々でこうした気付きももらえ、今後の生きる糧になっています。
私のこうした気付きをお伝えすることで、何かあった時に「外見ではわからぬ辛さを抱えた弱者」がいることを少しでも思ってもらえたら幸いと思い、今回はちょっと真面目なテーマで書いてみました。

【通販生活のナチュラルパジャマ】  https://www.cataloghouse.co.jp/
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私のように冬場に抗ガン剤治療が始まる人に、オススメのパジャマ
今までは冬になるとユニ○ロのフリースパジャマ愛用者でしたが、これは素材もオーガニックコットンで、とにかく肌触りが抜群に良い良い良い
それだけではなく、オススメの理由が3つあります。

ズボンの股上が深くて、腹巻の役目を果たしてくれる!
特に、私のように開腹手術をした人にとっては、傷口も締め付けない優しい履きごごちはハナマル。

襟元がハイネックで、しかもコットンボア!
ハゲになるとこんなに首元が寒いの?っていうくらい、お布団の中に入っても温まらずにいたのが、このパジャマで解消!

足首も二重になっているので、足元から冷気が入らなくていい感じ。

温めたいところ全てに工夫がされている上に、素材も肌に優しく、何より暖かさが抜群!
春はもうそこまでやってきている感じですが、治療中は風邪などが大敵。暖かさを身にまとって、辛い治療を乗り越えたいですね

闘病記は順を追って書くつもりでしたが、記憶が新しいうちの方がいいかもと思い、ランダムになりますがアップしていこうと思います。
2月5日に4回目の抗ガン剤治療を行いました。TC療法です。

4回目の抗ガン剤副作用のピークが過ぎましたが、いや〜、今回は最強でした。
回を重ねるごとに...なんですね。

主な症状としては、筋肉痛、関節痛、倦怠感、めまい、味覚障害、手足のしびれ。

今回は肝臓の数値が上がってしまって、半端ない倦怠感。
あまりのひどさに、昨日は急遽点滴をしてもらいました。

抗ガン剤治療から6日経った今日、関節痛、筋肉痛は楽になりましたが、倦怠感と味覚障害、手足のしびれは残ったままです。
厄介なのが味覚障害。何を食べても飲んでも苦味しかしなく、食べることができないので体力がガクンと落ちています。

ありがたい事は、そんな私にめげず、何とか口に合うものを食べさせようと試行錯誤してくれる夫の存在。
愛ですね、愛????
体力が落ちると治療ができなくなってしまうので、頑張んなきゃですね。

本当は、本音を言うと、もう嫌だ抗ガン剤??って感じなのですが、定期的に連絡をくれる友人達や皆さんの存在にも助けられ何とか踏ん張っています。

あっ、写真は記事とは全然関係ないのですが、我が家の愛犬ロン君のサルのコスプレ。
気が優しくて能天気なロン君に癒されることも多いので、おまけで披露。
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抗ガン剤4クールめ。


今回の入院のお供は、重松清さんの『かあちゃん』。

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精一杯「母ちゃん」を生きる女性と、言葉にできない母への思いを抱える子どもたち。著者が初めて描く「母と子」の物語。ー裏表紙よりー


連作になっていて、どの物語も秀逸。
特に第2章のリセットは、我が家の息子と年もかぶる男の子の話で、変な教育書読むより、思春期の男の子の心の中が見えて、母としては胸に迫るものがありました。

読んでいる途中、息子の通う中学校から「本日の合唱コンクールのお知らせ」のメールが届きました。
2、3日前までは覚えていたのに、自分の抗ガン剤治療のことですっかり頭から飛んでしまい、今朝「頑張ってね」の電話をするのを忘れてました。本当は観にきて欲しかったんだよね。ごめんね。
だって、来年と再来年は観に行くよ、と先日伝えたら、意外にも素直に「うん!」と答えた息子です。だから、本当は今年も来て欲しかったんだよね。

もう1つ。
今回は私の退院が土曜日になってしまうので、ちょっと意地悪に「お母さん、日曜日まで病院でゆっくりして月曜日に退院しようかなぁ〜。でも退院が延びたら寂しい?」と聞くと、途端に真顔になって「寂しかに決まっとるやろう?」って返されました。
まだ素直に言葉に出して伝えてくれる事に感謝です。

ですが、魔の14歳と呼ばれる時期を、もう間もなく迎える息子。
きっと今回の私の病気のことで、言葉にはできない、いろんな気持ちを経験し、それなりに怖い思いや我慢を強いられたのだと思います。

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『昨日のこと。
まだ歩くのがぎこちない私の手を引いて歩く中1の息子。

わたしが手を差し出すと、仕方なく、手をつないでくれました(笑)

微妙な空気、微妙な距離感。
でも、母は何だっていいんです。
あなたと手をつなげたことが、とびきり素敵な出来事なんです』


上記は、手術後19日めの出来事として、facebookに掲載した記事と写真です。
女の子と違って、母親は男の子の気持ちがわかりにくかったりしますが、重松清さんの本を読みながら、ドーンと構えてあげることが母の役目なのかなぁと思ったりしています。

明日は剣道の稽古もお休みなので、退院のお迎えも一緒に来てくれるみたい。
幸い副作用もまだひどくないので、久しぶりに親子3人でランチでもして帰ろうかなぁ〜と思っています。

息子のこの年齢に、私のこの病気。
きっと何か意味があるんだと思います。
笑って振り返られるよう、精一杯今を生きたいと思います!

2016年3月

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