2006年11月アーカイブ

夕飯を終えた後、4歳になる息子が保育園バッグの中の何かを一生懸命探していました。
しばらくすると赤い折り紙でおった小物入れを出してきて、その中に入っていたどんぐりを大事そうに1つずつ取り出し、家族1人1人に配ってくれました。
小4になる娘は「何?これ?」と興味なさそうにしていましたが、息子は「みんなに拾ってきたけん」と嬉しそうな笑顔。
保育園のお散歩のときにみつけたどんぐりを、家族へのお土産にしようとしてくれたことが嬉しく、私は「きれいなどんぐりね」と言って受け取りました。

夜、息子の履いていたズボンを洗濯しようとするとポケットからどんぐりがコロコロ・・・。たくさん拾ってきて家族のお土産の分だけきれいな折り紙に入れてくれたのだなぁ〜と思うとなんだか温かい気持ちになりました。

男の子という性別が作用するのかどうかわかりませんが、普段から息子は道に落ちている石ころや葉っぱが好きで、虫やどんぐりになると尚一層目が輝きます。
先日も赤く色付いた葉っぱが横断歩道の脇に落ちていて、それを拾うのに必死に私の手を引っ張っていくので驚きました。

数日後、息子がプレゼントしてくれたあのどんぐりに楊枝をさして、駒回しをして遊んでいたのですが、今朝、電話線の差込口に突き刺さっているのを発見!
これまた性分なのか、何でも隙間や隅っこに詰め込むのが大好きな息子の仕業だとすぐにわかったんですが、今回は怒るのをやめました。
どんぐりとともに渡された温かい心が、忙しくて余裕のないイライラした私を穏やかな気持ちにさせたのかもしれませんね。

頻繁にのぞくホームページの一つに、「子育てタクシー」でお世話になった香川県高松市を拠点に活動する育児支援のNPO法人「わははネット」さんのページがある。
代表の中橋恵美子さんは私と同世代であるが、育児支援に対してのスペシャリストである(・・・と私は思っている)。
香川県内だけではなく、今や全国各地を飛び回っているパワフルな女性だ。
最近の彼女のコラムで文藝春秋12月号の特集「子供を殺すのは教師か親か」について触れてあり、イマドキの親に読んでもらいたいの言葉で締めくくってあったので、早速私も読んでみた。

「親の劣化」を指摘され、子育て中の現役生としては身の引き締まる思い・・・。
今、この時代に子育てをしている私たちが、苦言を呈してくださる方たちの言葉に目を瞑り耳を塞いでいてはダメだ。しっかりと目を開き、耳を傾け、親であることに努力をしなければいけないと思う。

正直言うと私自身、子育てを取り巻くこの時代に閉塞感を感じている。
でも、だからこそ子育て現役生の私たちが、その責任を負いつつ、しっかり「親」として「大人」として歩いていかなければ・・・と思っている。

わははネット・・・http://www.npo-wahaha.net/

20歳で母を亡くしたので、結婚、妊娠、出産、子育てなど母の経験話を聞くことはありませんでした。
でも母の偉大さは自分が子育てをするようになってから、しみじみと感じることが多いですね。
「こんな時母が側にいてくれたら・・・」なんて思うときは、たいがい自分が弱気になっている時だったりします。
でも、母が私に残してくれた温もりや言葉は今も私の心の中にたくさんあります。
何度となく抱きしめてくれた母の温もり・・・、
不思議と何十年経った今でも、あの感触と温もりは覚えているんですよね。
そして「自分がされて嫌なことは、他の人にもしちゃいけない」とか「相手の立場に立って、気持ちになって考えてごらん」などの言葉・・・。
どの言葉も人間として基本のような事で、そんな立派な大した言葉ではないけれど、幼い私に何度も一生懸命伝えてくれた言葉は、時々後ろ向きになりそうな私を正面に向かせてくれます。

母が教えてくれた温もりや言葉は、そっくりそのまま私の娘に伝えています。彼女がどういうふうに受け取っているのかわかりませんが、少しでも理解をして、人に優しく接してくれたらいいなぁと思っています。

先週の日曜日(12日)に息子の七五三参りをしてきました。15日前の日曜日ということもあり、普段は静かな神社も晴れ着を着た子供たちの歓声で賑やかでした。
我が家の息子も最初は嫌がっていた羽織袴でしたが、「かっこいい〜」と褒めちぎると、まんざらでもなさそうな笑みを浮かべていました。
凛々しい息子の姿に目を細めつつも、気になるのは一組の親子。

着物を着た娘さんとお母さんの二人連れ。3歳ぐらいの娘さんは履きなれない草履に悪戦苦闘、お母さんも荷物を片手に持ち、手をつないで歩いてはいるものの、何度も転ぶ娘さんに大変そう・・・。
何度も声をかけようと思ったけど、我が家の息子も隣で草履と悪戦苦闘。
そんな事してるうちにその母娘連れは帰ってしまわれましたが・・・。

「大丈夫ですか?」って一声かけてもらうだけでも気持ちがホッとする時ってあるんですよね。
特に子供を連れて一人で外出している時なんかは。
「子育てタクシー」の事業をさせていただいてからは、特に親子連れの方に目がいくようになり、結構おせっかいおばさんしています。

育児支援なんて私には何の知識もないので大それたことはできないのですが、近所の子供たちや目に留まった子供たちやお母さんたちに「声がけ」をすることは私にもできます。
でもそれって、一番の底辺だけど一番大事な事のようにも思えるんですよね。

4、5日前、レッドカーペットの上を歩く松嶋菜々子ちゃんの姿をテレビで観て、「わぁ〜、きれい」と思うのと同時に上の娘が小さい時の事を思い出しました。
松嶋菜々子ちゃんがよく連続ドラマに出演している時期で、雑誌の表紙やポスターなど、とにかくよく見かける時期でもあったんですよね。
誰が言ったか覚えてはいないけど、今思えばすご〜く褒め上手の方だったんでしょうね、「内田さんって雰囲気(雰囲気ってトコがミソなんだけど・・・^^;)が松嶋菜々子に似てるよね」と言われ、若かりし私は「そんな事ないですよ〜」と言いつつ心がルンルン(ルンルンってのも古いなぁ・・・)してました。

そんなお世辞言葉を馬鹿正直に夫に伝えると、どうせ白い目で見られるのはわかっていたので4歳の娘相手に自慢してました。
松嶋菜々子ちゃん表紙の雑誌を指差して「ホラ、お母さんだよ〜」と言い、テレビを指しては「お母さんが出てる〜」と言い・・・。こんな母のバカげた戯言を娘は純真な心で受け止めていたんでしょうね。

ある日、娘と二人でコンビに行き買い物をしていると、娘が本の陳列棚に走って行き「お母さんだ〜!」と店中に響きわたるような声で叫びました。
私は何事かと思い駆け寄ると・・・、そこには松嶋菜々子ちゃんがニッコリ笑って表紙になっている本がありました。娘はその本を指差して「お母さんだ〜」を連発。
私が「違うでしょう!」と言っても、その声を小さくすることなく「お母さんだ〜」を連発した挙句、「だっておうちでいつもお母さんよって言いよったいね!」とネタばらし・・・。
周りで本を立ち読みされていた方々の失笑を誘ったのは言うまでもありません。
変な事を吹き込んだ痛いしっぺ返しでした。

そんな娘ももう10歳になり、今同じ事を言っても「大丈夫?」と馬鹿にされるだけなので、あの頃が妙に懐かしい気もするのですが・・・。
子供の成長は身体だけではなく、心のその伸びに目を見張ることがありますよね。
これからも親子でどんな掛け合いができるのか楽しみです。

あっ、それから言っておきますが、年月を経て私の容姿も雰囲気も松嶋菜々子ちゃんとは遠いかけ離れたところに行ってしまいましたので、どこかでお会いすることがあってもがっかりなさいませんように御注意申し上げます・・・^^;。

弊社の小江営業所の前に、満開のコスモスが秋風に揺られ咲いています。諫早方面から来ると、なだらかな坂を下りきって視界が開けるその場所にあるこの干陸地のコスモスは、車を運転していても思わず見とれてしまうほど圧巻です。

今コスモスが咲き乱れるその場所は、以前は有明海でした。
自宅に営業所を併設していたので、高校生までは私はそこに住んでいました。2階の海に面した自分の部屋から見る景色は今でもよく覚えています。
有明海は干潟の海で、潮が満ちている時も引いている時も、いつもねずみ色をしていました。
春は菜の花、秋はコスモスの景色に比べると、今の方が何倍も綺麗な風景に変わったのかもしれません。
でもね、満月の夜、潮が満ちた有明海は宝石のごとく光っていました。海面に映る満月の姿と光は、それはそれは綺麗で、部屋の電気を消してよくボーッと眺めていました。
その景色は20年経った今でも色あせず、私の心の中に浮かんできます。菜の花やコスモスの花はどこでも見ることができるけど、あの景色はどこへ行っても見ることができないんですよね・・・。

干拓の是非をここで議論するするつもりはないけれど、あの風景が失われた事は私にとってとても残念なことの1つには間違いありません。

先週の土曜日にウエスレヤン大学で開催された「地域の子育て支援を考えるシポジウム」に参加してきました。
パネリストの方々に雲仙保育園の園長金子先生、ウエスレヤン大学地域づくり学科の入江先生、広島県で子育て支援をはじめ幅広く御活躍されている池本先生をお迎えしてのシンポジウムでした。
どの方のお話も興味深く、勉強になることばかりでした。

子育て支援の基本は「心」。子供を思う心であったり、子育て家庭を温かい気持ちで見守る心であったり・・・。雲仙保育園の金子園長先生がそうおっしゃっていた言葉が心に残りました。
10年前からはじめた休日保育も悩みながら始められたそうです。ただ最初に心に決められたことがあって、「休日保育に来る子供さんたちの顔に笑顔がなかったらいつでも止めよう。でも来た子供たちには笑顔のできる時間を過ごさせてあげよう」と・・・。

実は私も同じことを考えています。
「子育てタクシー」は私たち民間の企業にとってはビジネスでもあります。
新しい顧客喚起につながれば・・・と考えている部分も確かにあります。
でも常に、利用してくださる子供さんや子育て家庭のことを考え、どういったサービスを提供すれば
笑顔が見られるのか考えています。
「子育てタクシー」が育児放棄の手助けになったり、子供たちの負担になったりするようであれば、いつでも止めてかまわない覚悟です。
幸い今のところ、たくさんの子育て家庭の笑顔に背を押され頑張っています。
これからもたくさんの笑顔を見ることができるように、たくさんの気持ちが詰まった「心」を忘れず運行していきたいと思います。

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  • 観光と子育てタクシーを推進する長崎・諫早市の湯江タクシー
  • 観光タクシーで諫早の魅力を再発見!観光タクシーコース
  • 全国子育てタクシー協会

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