11月6日、独立行政法人福祉医療機構 社会福祉振興助成事業として開催した全国子育てタクシー協会主催の「子育て家庭の移動を考えるフォーラム・タクシー事業者がいかに子育てに貢献できるか」についてのご報告です。
開催趣旨
「核家族や共働き家庭の増加など、子育て家庭の生活スタイルは多様化し、少子化により学校等の統廃合や地域コミュニティの崩壊など社会の在り方も変化してきています。そのような中で、子どもの預りやそれに伴う送迎も車を使わざるを得ない状況になり、また送迎が子どもの近親者のみではカバーできない状況があります。
そこで、子育て家庭を支えるための「子育て家庭の送迎のニーズ」を、担い手になるであろうタクシー事業者やファミリーサポートセンター、地域の子育て支援団体などと共有し、支えていくためにどのような仕組みづくりが必要かをともに考え、つなげていくために、フォーラムを開催します」
厚生労働省からは少子化対策室の黒田室長にお越し頂き「子育ての現状と移動サポートへの期待」というタイトルで行政報告を頂きました。
『子どもが少ないって事そのものより、子育てしやすい環境を作っていく事が大事で、ひいてはそれが少子化対策になっていく』
『それぞれが連携をすることで、地域の基盤を厚くする事が必要だ』
等のお話を頂き、子育てタクシー事業に対しては、期待しているとのお言葉も頂きました。
国土交通省からは自動車交通局旅客課の石崎課長にお越し頂き「子育て支援移送の担い手に期待すること」というタイトルで行政報告を頂きました。
石崎課長に向けては、冒頭の会長挨拶の中で、例の9月1日に事務連絡がなされた「ファミサポの移送の件」についてふれさせて頂き、軽くカウンターパンチを入れさせて頂きましたが、課長のお話の中ではその事務連絡の具体的内容には結局ふれず…でした。
ですが、子育てタクシー事業や協会の取り組みには、一定の評価をして頂き、応援メッセージも頂くことができました。
当然ながら、行政に褒められる事を目的としている団体ではないので、そんな事はいいから本題にふれてよぉーって感じだったのですが、「行政に、あれ欲しいこれ欲しいと要望する団体とは違い、自分達で考え、どうにかしようと思っている」と言われたことは、私達の姿勢をよく見てくれているなぁーと思い、かけ引きのない付き合いだからこそ、応援メッセージを頂けたことが素直に嬉しかったです。
そして何より、石崎課長が最後に言われた
『バスやタクシーの料金の問題を言われる方がいるが、安全を守っていくにはコストが必要なんです』
って言葉、心強かったです。
後半のパネルディスカッションでは、清瀬市でファミリーサポートセンターをやっている方やタクシー事業者さんが登壇して、それぞれのお立場で、熱く討論して頂きました。
印象的だったのは、ファミサポさんから「私たちは送迎をやりたいわけではない!」って言葉が聞かれたこと。
ファミサポさんのサポーターさんの年齢も50歳代がメインになっていく中で、子どもを乗せて慣れない道を運転するのは非常にいリスクが高く、事故が起こった場合を考えると積極的にやりたいわけではない、との現場の声でした。
かと言って、タクシー事業者だけで、子育てタクシーだけで、すべての子育て家庭の移動に関する問題が救えるとは思っていません。
だからこそ、話し合い、情報や悩みを共有し、時には住み分け、時には連携していく事が必要なのだと思います。
ブログですべてを語ってしまえるほど簡単な問題ではないので、私の思いも、ここではあまり深くは書きませんが、全国子育てタクシー協会としては、「落とされた雫」についての議論の場を提供していくことが必要だと思っています。
フォーラムの2回目は、平成23年1月22日。京都にて開催予定です。
詳細については、また追ってお知らせ致します。
皆さんのご意見を聞きたいと思っています。私たちと一緒に考えてみませんか?
どんな会社でも組織でも、現場と統括部門と認識がズレているって話は良く聞きます。
全部は無理だろうけれども、少しでも一致させようと、
情報集め、意見の吸い上げ、教育活動などの行動が大事なんだと思います。現場は意見・不満・疑問・希望等を発信する事が大事だし、管理部門は「言いやすい環境」を作るのも事も大事だと思います。環境整えずに、「不満があるならハッキリ言え!」とふんぞり返っている状態では、「言っても無駄無駄」と思われて貴重な情報すら手に入らなくなってしまう。
他組織であれば、尚更難しいのだと思いますが、
今回のフォーラムの様に話し合いの機会があれば、
少しずつ本当の事が分かりあえるんですね。
(私も「ファミサポさんが送迎をやりたいわけじゃない」って「えっ!?」と思いました。)
すぐに全てが解決するってわけではないですが、
こういうコツコツが大事だと思いますので、
今後も宜しくお願い致します。
私に出来る事があれば、お手伝いさせてくださいっ!
たかぽんさん、おはよう!コメントありがとうございます。
まずは、自分のやっている事業に真摯に向き合うこと。ここを忘れちゃいけないなぁーと思っています。
他方を責めることは簡単です。でも、自分達に何ができるかってことも、きちんと考えなきゃいけないと思っています。
ファミサポさんの送迎の件も一緒。お役人を責めても、ファミサポさんに送迎するなと言っても、何の解決にもならないんですよね。
私達に何ができるかって事を、この事業と向き合う中で考えていかなきゃいけないって思っています。
いろんな立場の人の「声」を聞くこと。そんな場所を協会が提供できたらいいなぁーと思っています。
たかぽんさん達にもお手伝い頂くことになると思いますので、よろしくね。
いつも、心強いコメントありがとう。とても嬉しく思っています♪