私の中に自分の母を感じた瞬間でした。

先日、娘の誕生日のリクエストを受けて、博多の天神コアへ買い物に。

「天神コア」ご存知ですか?
うーん、九州の109って感じですかねー。今ドキの女の子達の聖地みたいな…。

なんでも今月リニューアルオープンをしたとかで、九州初上陸のブランドがあるらしく、それを楽しみにしていた娘と二人でショッピングを楽しみました。

 

今年15歳になった娘は、ファッションにとても興味があります。
雑誌などを参考にしながら、今どきの女の子らしく、上手にいろんなお洋服を着こなしています。

 

二十数年前…。私にもそんな時期がありました。
…というか、私の場合、そんな興味を持ちだしたのは母の影響でした。

大学生になっても化粧もしない私を心配し、わざわざ長崎から化粧品を送ってくれたり、「イヤリングをつけると顔の周りが明るくなって印象が変わるのよ」とアドバイスくれたり、「今年の流行色は赤だから、どこかに取り入れるといいよ」など、年頃の娘の成長を自分も楽しんでいるようでした。
そういえば、時々、長崎で購入した、母が見立てた洋服を送ってくることもあったなぁー。

 

リニューアルした天神コアは、若い女の子でいっぱいでした。(母娘連れの姿も多く目立ちました!)

今年の流行りはチェック柄とファー!
流行に鈍感な人が見てもわかるくらい、どのお店に行ってもチェックとファーの商品が置いてありました。

 

最初は、「チェック柄ってあんまり好きじゃない!」と言ってた娘ですが、私が「赤いチェック柄のシャツ似合うと思うよー。流行のもの1つ取り入れると楽しいよー」と話すと、「じゃあ挑戦してみる」と言って、ファーのベストと共にチョイス。
試着室から出てくる度に、親子でワァーワァーキャーキャー言いながら楽しませてもらいました。

 

娘とのそんなやりとりを帰りの車の中で思い出し、

あっ…と思い出しました。 

私も母とそんな会話をよくしてたなーって。

 

私の母は、50歳で亡くなりました。
最後は、リウマチの治療で入院していた大分の病院で倒れ、そのまま帰らぬ人となったのですが、亡くなった後、遺品を整理していたら、私あてに書いた手紙が、便箋から切り取られることなく見つかりました。

 

母は、あまり字を上手に書く人でなかったので、手紙を書くことがすごく億劫だとよく話していました。(そのせいで、私は小学・中学時代と書道をさせられ、段位までとることができましたが…)
なので、その手紙も私に出すことなく、手元に残したままだったのだと思います。

 

下手な字で書かれた手紙は、何度も削ったり足したりの繰り返しで、内容もとりとめのない事ばかりでした。

 

でもね、その手紙の最後の行を読んで、私は泣き崩れてしまいました。

 


「今年は花柄のお洋服が流行りだって。買ってあげられなくてゴメンね…」

 

自分の手足の痛みに耐えながら、それでも年頃の娘の成長に、遠く思いを馳せていたのでしょう…。
自分と母、娘とあの当時の私を重ね合わせると、その時の母の気持ちは、今の方が痛いほどよくわかります。

 

夕陽の中、隣で疲れて眠る娘の姿を見ながら、「今年流行の物ならば、娘に着せてみたいわー」と思った私の中に、私は自分の母を感じたのでした…。

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コメント(2)

タクシーママおはようございます。
今回は朝から涙目になってしまいました。
僕も母を亡くしたので、自分のことのように感じてしまいました。
母は、水商売で忙しいさなか、よく洋服を手縫いで作ってくれました。
子どもの頃、母のタンスを開けて母の着物の帯の香りを嗅いで、母を思い出し一人でよく泣いてました。
記憶って連鎖するんですねえ。
今回のブログを読んで自分の記憶を思い出しました。
ありがとう。

修さん、おはようございます。
いくつになっても母を慕う気持ちに変わりはないですね。いつもいつもいつも心の中にいます。
私のブログで呼び起される記憶。連鎖されていく思い。そんな時間を持つことも、人生半ばを過ぎると必要ですね。

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このページは、うちだが2011年9月27日 14:09に書いたブログ記事です。

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